建設会社で働いている平凡な会社員

現場で働きつつ、建設業の「なるほど!」を発信中。

建設業DX

客土工事の裏側─デジタルで管理する10kmの土の旅 Diary809

畑に新しい土を入れる「客土工事」。一見するとシンプルに聞こえますが、その裏側はまるで物流センターのように複雑です。 土取場からほ場まで 片道10km。ダンプが何十往復もしながら、1日で数百トンもの土を運び込みます。 この壮大な“土の旅”を支えている…

バックホウ遠隔臨場のリアル─未来っぽい話が、もう現実に動いている Diary794

建設業界では「遠隔臨場」といえば発注者のオンライン立会をイメージする人も多いでしょう。 でも今はそれを超えて、“バックホウそのものを遠隔で操作する”技術が動き始めています。 正直、少し未来の話のように聞こえますよね。ところが実際には、国内外の…

現場代理人必見!建設現場でのiPad活用術【図面・写真・ICT建機】 Diary789

北海道の現場でもすっかり定着してきた「タブレット端末」。中でもiPadは操作性が直感的で、図面確認から写真整理まで幅広く使えます。 冬場の寒さで手がかじかんでも、画面を広げれば図面がすぐ見える。夏場の熱中症対策会議もオンラインでつないで共有でき…

次世代AI「GPT-5」が現場代理人を変える!建設現場×AI活用術 Diary784

導入 2025年8月、OpenAIから次世代AIモデル「GPT-5」が発表されました。 これまでのモデルよりも精度・安全性・長文処理能力が大幅に向上し、現場代理人や施工管理技士にとっても業務の幅を広げる可能性があります。 特に北海道の公共工事や農業土木では、短…

💻 労災申請がオンライン&AI対応へ!建設現場も変わる時代に突入 Diary773

はじめに 2025年から労災申請が大きく変わったのをご存知ですか? 厚生労働省が進めるデジタル化の波は、私たち建設業にも直結しています。 特に、申請手続きのオンライン化とAIの導入が進んでおり、手間の削減や迅速な対応が期待されています。 2025年か…

💬 年収1000万円・土日閉所は当たり前?  Diary768

―日建連「長期ビジョン」で変わる建設業界の未来をAIが予測してみた はじめに:10年ぶりの長期ビジョンが発表 2025年7月22日、日本建設業連合会(日建連)は10年ぶりとなる新たな長期ビジョンを発表しました。 その中で示されたのは、次のような衝撃的な予…

📊「資料作成が10分で?」GensparkのAIスライドが現場に刺さる理由 Diary766

導入:資料づくり、そろそろAIに任せてみませんか? 「月末の災防協議会用スライド、また夜中に作ることになりそう…」 「安全教育の資料、いつも同じで飽きられてるかも」 そんな“現場あるある”に、AIが一石を投じようとしています。 最近話題の「Genspark…

ロール搬出が合図!農業土木と測量タイミングの関係性 Diary759

夏の圃場でよくある風景から 7月下旬、北海道の農村地帯を車で走っていると、麦刈りを終えた畑に巨大な麦わらロールがゴロゴロと並んでいる光景を目にします。 このロールは、牛の寝わらや堆肥用として活用される大切な副産物。収穫が終わってもすぐには畑か…

【現場監督必見】工事現場に設置する「Webカメラ」の選び方と活用術 Diary755

「カメラで見てるから安心」── それ、本当に安心ですか? 最近、工事現場でWebカメラ(現場カメラ)の設置が当たり前になりつつあります。 特に北海道のような広大で管理範囲の広い現場では、「離れた場所でも状況が分かる」「不審者・事故の早期発見ができ…

🛠 ChatGPTでKYシートを自動作成!リスク評価もバッチリ入れる手順【現場効率化術】 Diary746

導入:作業前ミーティングで活きる「見えるKY」づくり 「今日の危険ポイントは…」で終わっていませんか? 建設現場のKY活動は、“気をつけよう”だけでは不十分。 大事なのは、危険を数値化=リスク評価し、優先順位を決めて対策すること。 ChatGPTを使えば、…

SketchUpが建設現場を変える!3Dモデルで「見える化」する時代へ Diary726

はじめに:SketchUpってなに? SketchUp(スケッチアップ)は、アメリカ発の3Dモデリングソフトで、建築・土木・インテリア・製品設計など、あらゆる分野で使われているソフトです。元々はGoogle社が所有していたことで知られていますが、現在はTrimble(ト…

【AIが写真台帳を自動作成!?】建設現場のムダ時間を9割削減する最新技術とは【現場DXの第一歩】 Diary718

ニュースで見つけた“現場の救世主” 最近、建設業界のDXに関するニュース記事を読んで、非常に興味深い技術を知りました。 内容は、工事現場で撮影した写真から、AIが自動で工事写真台帳を作成してくれるというものです。 正直、「そんなこと本当にできるのか…

【体験レポ付き】CSPI-EXPO 2025は行くべき!北海道から2度参加してわかった“建設の未来”【建設業関係者必見】 Diary717

建設業界の最新トレンドを肌で感じる展示会、それがCSPI-EXPO 結論から言います。CSPI-EXPO(建設・測量生産性向上展)2025は、建設業界の現在地と未来が一度にわかる、国内最大級の展示会です。 私はこれまで北海道から2度この展示会を見に行きました。距離…

Excel作業に飽きたら3D設計データを作ってみる?気分転換にもスキルアップにもなる裏技 Diary713

毎日の事務作業、ちょっと飽きてませんか? 建設業界で働いていると、日々の業務でExcelや専用ソフトを使った書類作成、予算管理、積算業務などが山のようにありますよね。もちろん、どれも重要な仕事です。でも、正直に言ってしまえば……ちょっと飽きること…

ChatGPTのモデルはこんなにある?建設業で使うならどれ?【GPT-4o・GPT-4.1・miniなど徹底解説】 Diary709

ChatGPTって使ってみるとすごく便利ですよね。でも、ちょっと気になるのが「GPT-4」だの「GPT-4o」だの「mini」だの、モデルの名前がやたら多いこと。 「どれを選べばいいのかわからない…」 「有料にすると何が違うの?」 「建設業でも使えるの?」 そんな疑…