建設業DX
畑に新しい土を入れる「客土工事」。一見するとシンプルに聞こえますが、その裏側はまるで物流センターのように複雑です。 土取場からほ場まで 片道10km。ダンプが何十往復もしながら、1日で数百トンもの土を運び込みます。 この壮大な“土の旅”を支えている…
建設業界では「遠隔臨場」といえば発注者のオンライン立会をイメージする人も多いでしょう。 でも今はそれを超えて、“バックホウそのものを遠隔で操作する”技術が動き始めています。 正直、少し未来の話のように聞こえますよね。ところが実際には、国内外の…
北海道の現場でもすっかり定着してきた「タブレット端末」。中でもiPadは操作性が直感的で、図面確認から写真整理まで幅広く使えます。 冬場の寒さで手がかじかんでも、画面を広げれば図面がすぐ見える。夏場の熱中症対策会議もオンラインでつないで共有でき…
導入 2025年8月、OpenAIから次世代AIモデル「GPT-5」が発表されました。 これまでのモデルよりも精度・安全性・長文処理能力が大幅に向上し、現場代理人や施工管理技士にとっても業務の幅を広げる可能性があります。 特に北海道の公共工事や農業土木では、短…
はじめに 2025年から労災申請が大きく変わったのをご存知ですか? 厚生労働省が進めるデジタル化の波は、私たち建設業にも直結しています。 特に、申請手続きのオンライン化とAIの導入が進んでおり、手間の削減や迅速な対応が期待されています。 2025年か…
―日建連「長期ビジョン」で変わる建設業界の未来をAIが予測してみた はじめに:10年ぶりの長期ビジョンが発表 2025年7月22日、日本建設業連合会(日建連)は10年ぶりとなる新たな長期ビジョンを発表しました。 その中で示されたのは、次のような衝撃的な予…
導入:資料づくり、そろそろAIに任せてみませんか? 「月末の災防協議会用スライド、また夜中に作ることになりそう…」 「安全教育の資料、いつも同じで飽きられてるかも」 そんな“現場あるある”に、AIが一石を投じようとしています。 最近話題の「Genspark…
夏の圃場でよくある風景から 7月下旬、北海道の農村地帯を車で走っていると、麦刈りを終えた畑に巨大な麦わらロールがゴロゴロと並んでいる光景を目にします。 このロールは、牛の寝わらや堆肥用として活用される大切な副産物。収穫が終わってもすぐには畑か…
「カメラで見てるから安心」── それ、本当に安心ですか? 最近、工事現場でWebカメラ(現場カメラ)の設置が当たり前になりつつあります。 特に北海道のような広大で管理範囲の広い現場では、「離れた場所でも状況が分かる」「不審者・事故の早期発見ができ…
導入:作業前ミーティングで活きる「見えるKY」づくり 「今日の危険ポイントは…」で終わっていませんか? 建設現場のKY活動は、“気をつけよう”だけでは不十分。 大事なのは、危険を数値化=リスク評価し、優先順位を決めて対策すること。 ChatGPTを使えば、…
はじめに:SketchUpってなに? SketchUp(スケッチアップ)は、アメリカ発の3Dモデリングソフトで、建築・土木・インテリア・製品設計など、あらゆる分野で使われているソフトです。元々はGoogle社が所有していたことで知られていますが、現在はTrimble(ト…
ニュースで見つけた“現場の救世主” 最近、建設業界のDXに関するニュース記事を読んで、非常に興味深い技術を知りました。 内容は、工事現場で撮影した写真から、AIが自動で工事写真台帳を作成してくれるというものです。 正直、「そんなこと本当にできるのか…
建設業界の最新トレンドを肌で感じる展示会、それがCSPI-EXPO 結論から言います。CSPI-EXPO(建設・測量生産性向上展)2025は、建設業界の現在地と未来が一度にわかる、国内最大級の展示会です。 私はこれまで北海道から2度この展示会を見に行きました。距離…
毎日の事務作業、ちょっと飽きてませんか? 建設業界で働いていると、日々の業務でExcelや専用ソフトを使った書類作成、予算管理、積算業務などが山のようにありますよね。もちろん、どれも重要な仕事です。でも、正直に言ってしまえば……ちょっと飽きること…
ChatGPTって使ってみるとすごく便利ですよね。でも、ちょっと気になるのが「GPT-4」だの「GPT-4o」だの「mini」だの、モデルの名前がやたら多いこと。 「どれを選べばいいのかわからない…」 「有料にすると何が違うの?」 「建設業でも使えるの?」 そんな疑…