建設会社で働いている平凡な会社員

現場で働きつつ、建設業の「なるほど!」を発信中。

建設機械

🎵 週末の静けさとブルの足跡 Diary839

ひとり残った現場に 照明が長い影を落とす 昼の喧噪が遠ざかり 風が初めて 声を持った 踏みしめた土の線 まるで記憶のように続いてる 誰もいない道の上 ブルの足跡が語りだす ――おまえも よう動いたな ――明日もまた 土を抱け 遠くの街に灯がともる 誰かの晩…

スクレープドーザー進化論──造成と農業を支えた“もう一つの土工機” Diary808

不思議な重機の名前から ブルドーザーでもない、スクレーパーでもない。その中間のような存在が「スクレープドーザー」です。名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。けれど、戦後の日本の造成現場や農業土木を支えた影の立役者でもありました。 …

バックホウ遠隔臨場のリアル─未来っぽい話が、もう現実に動いている Diary794

建設業界では「遠隔臨場」といえば発注者のオンライン立会をイメージする人も多いでしょう。 でも今はそれを超えて、“バックホウそのものを遠隔で操作する”技術が動き始めています。 正直、少し未来の話のように聞こえますよね。ところが実際には、国内外の…

ブルドーザー進化論─北海道農業土木を支える超湿地仕様 Diary792

北海道の畑地や泥炭地では「普通のブルドーザーじゃ埋まってしまう」場面が日常茶飯事です。 特に農業土木(ほ場整備・暗渠排水・客土工)では、湿地に特化した“超湿地ドーザー”が欠かせません。 この記事では、ブルドーザーの歴史からタイプの違い、そして…

🚜不整地運搬の切り札「キャリアダンプ」とは?  Diary747

〜構造・性能・選定ポイントから現場実例まで〜 はじめに:なぜ「キャリアダンプ」なのか? 北海道のようにぬかるみ・凍上・不整地が多い現場では、一般的なタイヤ式ダンプや大型車両では走行困難な場面が少なくありません。 特に農業土木や客土工事では、「…

女性も活躍中!建設業界で増えている“重機女子”のリアル  Diary665

結論:建設業界は今、「女性オペレーター」が当たり前になりつつある 昔は「建設現場=男の世界」なんて言われていましたが、そんなのはもう昔の話。 今では重機を自由自在に操る女性オペレーター、いわゆる「重機女子」が全国でどんどん増えています。 「興…

建設現場で活躍する重機たち!種類と役割をわかりやすく解説します  Diary664

結論:重機は建設業に欠かせない「相棒」です 建設現場には必ずといっていいほど登場する「重機」。見た目がゴツくてカッコいいだけじゃなく、それぞれにちゃんとした役割があって、現場を効率よく、安全に進めるためには欠かせない存在です。 もし重機がな…

ラフタークレーンの魅力と特徴 Diary638

ラフタークレーン、正式名称はラフテレーンクレーンと呼ばれるこの機械は、建設現場や工事現場で大活躍する移動式クレーンの一種です。その機動性と操作性の高さから、特に狭い現場や悪路での作業に重宝されています。この記事では、ラフタークレーンの特徴…

高年齢化する重機オペレーターの現場現状とその課題 Diary608

重機械のオペレーターの方が年齢を重ねても現役で活躍されている現状があります。特に、長年にわたり経験を積んできた方々は、その技術や知識を活かして現場を支える存在として非常に重要です。しかし、高年齢化が進む中でいくつかの課題も見えてきました。 …

建設現場の終盤で注意すべきポイント Diary602

建設現場もいよいよ終盤に差し掛かってくると、現場全体が慌ただしくなることが多いです。仕事の締めくくりに向けて効率的に進めたい気持ちはありますが、注意を怠ると品質の低下や安全リスクが発生してしまうこともあります。この記事では、建設プロジェク…

北海道土木・建築未来技術展2024 参加報告 Diary582

はじめに 先日、札幌市のアクセスサッポロで開催された『北海道土木・建築未来技術展2024』に参加しました。今年の個人目標は新しい技術の収集と社内への水平展開です。有給休暇を利用して参加し、多くのことを学んできました。 展示会の概要 展示会では様々…

スクレープドーザー: 土木工事や造成工事における効率的な建設機械 Diary531

今日は建設機械のスクレープドーザーについて書いてみたいと思います。 スクレープドーザーとは、土や砂などの材料を掘り出して運搬する建設機械の一種です。 スクレープドーザーは、前部にブレードと呼ばれる刃を持ち、後部にスクレーパと呼ばれる箱状の容…