幕張メッセで開催された建設・測量生産向上展のハイライトと、次世代を担う革新的な製品・サービス Diary519

おはようございます。 私は先日、幕張メッセで開催された建設・測量生産向上展に足を運びました。建設・測量業界で国内最大級の専門展示会であるこの場は、業界の最先端技術が一堂に会する刺激的な機会でした。

 

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ここでは、我々が高効率の現場を実現させるための情報、人手不足を補う製品・サービス、防災・リスク撲滅のための情報、そしてDX、ICTを始めるためのヒントを求めて集まっています。

 

杭ナビショベル

杭ナビショベルは、トプコン製のトータルステーション杭ナビ(LN-150)をマシンガイダンスシステムのセンサーとして利用するICT建機システムです。この革新的な技術は、建機のメーカーやサイズを問わず、各種の油圧ショベルに全周プリズムやセンサー、必要な機器を後付けすることで、ICT建機システムを利用することが可能にします。労働力不足を補うだけでなく、機械操作の精度を向上させ、作業の効率化と安全性の向上に貢献します。

ただし、デメリットもあります。

一つ目はプリズムの追尾についてです。 杭ナビショベルでは、バックホウに取り付けたプリズムを杭ナビが常に追尾していることが前提条件。 なので機械の旋回や、現場によってはダンプの往来でプリズムがロストしないように注意する必要があります

二つ目は追尾距離。
LN-150の追尾距離は130mなので、現場の規模によっては機械の据替作業が必要に面倒です。

 

油圧ショベルのアタッチメント

また、油圧ショベルのアタッチメントも見逃せません。これらのアタッチメントは、一台の機械を多目的に使用することを可能にします。これにより、機械を最大限に活用し、コストと労力を節約できます。

 

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生産性向上アプリケーション

さらに、生産性を向上させるためのソフトウェアも注目点でした。これらのアプリケーションは、作業のスケジューリングからリソース管理まで、建設・測量現場の様々な要素を一元管理することが可能です。これらのソフトウェアは、現場の効率化を図り、生産性を向上させます。

 

建設機械の遠隔操作と電動化

建設機械メーカーの出展は、現場の雰囲気を一変させる可能性を秘めた革新的な技術を披露していました。その一つが遠隔操作の機械で、これは従来の運転手が機械内にいるという状況を改革する可能性があります。遠隔地からの操作が可能なこのシステムは、危険な現場での作業リスクを大幅に減らし、労働者の安全を確保します。また、機械操作の効率を高め、生産性を向上させるための重要なツールです。

また、建設機械の電動化も大きな進歩を遂げています。これにより、排出ガスを大幅に削減し、エコフレンドリーな作業を可能にします。電動化された建設機械は、省エネルギーで動作し、長期的な運用コストを低減します。

 

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これらの技術は、建設業界の未来を形成し、その方向性を示しています。安全で効率的、かつ環境に優しい作業を求める現代の建設現場において、遠隔操作と電動化はますます重要な役割を果たすでしょう。

 

 

建設・測量生産向上展は、建設・測量業界の最新の情報収集と課題解決のための国内最大級の展示会で、屋外展示場を併設し、実機の稼働状況も確認できる重要な機会です。今回訪れた私の印象は、業界が進化し続けていることを確信させるものでした。そして、その進化が我々の仕事の効率化、安全性の向上、そして全体的な生産性の向上に寄与することに期待が高まります。

次の展示会が待ち遠しいですね。これからも最新の情報をお届けしますので、業界の最新情報を得たい方は、このブログを引き続きフォローしてください。

それでは、今回はこの辺で。皆さん、安全で効率的な作業を!