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【現場も日常も】夏場の水分補給、これだけは知っておきたい基本とコツ Diary745

はじめに

北海道でも近年は30℃を超える日が増え、「夏バテ」や「熱中症」は他人事ではなくなってきました。
外で作業する方はもちろん、オフィスや自宅にいる方でも、知らず知らずのうちに脱水状態になっていることがあります。

この記事では、夏の水分補給の正しいやり方飲むタイミングのコツを、現場目線でわかりやすくまとめました。


なぜ「こまめな水分補給」が重要?

人の体は60%が水分でできています。
夏場は汗で大量の水分と電解質(ナトリウム、カリウムなど)を失い、体温調整がうまくできなくなります。
そのまま放置すると、めまい・頭痛・けいれん・意識障害といった重度の熱中症に発展することも。

ポイントは以下の3つです:

  • のどが渇く前に飲む(渇きを感じた時点で軽い脱水)
  • 一度にたくさんではなく、少量をこまめに
  • 塩分(ナトリウム)も一緒に補給する

どんな飲み物が適している?

◯ 水(ミネラルウォーター)

  • 日常的な水分補給に最適
  • カロリーゼロで安心
  • 大量の汗をかいた後は塩分不足になるため、水だけでは不十分

◯ スポーツドリンク

  • ナトリウムや糖分が含まれ、発汗時の補給に最適
  • 糖分が多めなので飲みすぎには注意
  • 現場の休憩時や外出中のリカバリーにおすすめ

経口補水液OS-1など)

  • 脱水症状があるときの回復用
  • 普段使いよりは「体調が悪いとき用」

◯ お茶・コーヒー

  • 水分補給にはなるが、カフェインに利尿作用あり
  • 麦茶などノンカフェイン飲料は◎

水分補給のタイミングと量の目安

タイミング 目安量 補足
起床時 200〜250ml 寝ている間の発汗を補う
作業前 200ml程度 発汗に備えて事前に補給
作業中(20〜30分毎) 100〜200ml 渇く前にこまめに補給
作業後 200〜500ml 塩分・ミネラルも一緒に補う
入浴後・就寝前 200ml程度 就寝中の脱水予防

現場や家庭でできる+αの工夫

  • 保冷ボトルや水筒で冷たい状態をキープ
  • 10時・15時に「水分補給タイム」を設けて習慣化
  • 氷のう・ネッククーラーで体温上昇を抑える
  • 家族や同僚に「ちゃんと水分とった?」と声かけ

おわりに:水分補給は命を守る行動

水分補給は「体の調子を整える」だけでなく、命を守る習慣です。
とくに夏場は、気温だけでなく湿度や体調も関係して熱中症リスクが高まります。

「今日、自分は水分をちゃんととっているか?」
「仲間に声かけできているか?」

そんな意識ひとつで、命を守ることにつながります。
この夏も、安全に、元気に乗り切りましょう!


  • カテゴリー:健康管理、安全対策、夏対策
  • タグ:#水分補給 #熱中症対策 #建設現場 #夏の健康管理 #現場の知恵