こんにちは、建設業に従事している皆さんへ。
今回は、社内で実施された勉強会で共有された内容から、「今年度の工事で評価点を高めるために重要なポイント」についてご紹介します。個別の現場名や技術名には触れませんが、すぐに実践できる内容ばかりですので、ぜひ参考にしてください。
1. 昨年度の工事を振り返って見えてきた課題
昨年度の完成工事の振り返りでは、次のような課題が浮き彫りになりました。
- 施工管理の不整合
- 計画と現場の実施内容にギャップがあると、評価に直結します。
- 出来形測定の不備
- 測定図と現場状況が一致していないケースが散見されました。
- 品質管理の徹底不足
- 材料管理や養生温度の記録、社内検査体制の記録不足など。
2. 評価点アップに向けた5つの対策
今年度は、以下のような対策を取ることで、評価点の底上げを目指していきます。
① 施工計画と実施内容の整合性を強く意識する
計画書で定めた通行幅や安全設備配置などが、実際の現場でも守られているか?些細な不一致も見逃されずに減点対象となるため要注意です。
② 工事特性を最初に明確化する
地形や気候、立地条件など「この工事特有の要素」を把握し、それを工事の進め方にどう反映させるかを施工計画書に盛り込みます。
③ NETIS・CCUSを効果的に活用する
加点対象となる新技術を積極的に提案し、事前・事後の報告書を適切に整備することで評価に結びつけることができます。
④ 写真・図面・記録の整理を徹底する
完成図に連番を振ったり、社内検査結果にコメントを付けるなど、細かな配慮が評価につながります。
⑤ 創意工夫・社会性の提案は“鮮度”が命
過去に評価されたアイデアの「焼き直し」は加点されにくい傾向にあります。毎年1/3以上の提案を更新するつもりで臨みましょう。
3. 現場力は「普段の行動」で決まる
工事成績は竣工検査のときだけで決まるものではありません。着手前の段階から、すでに評価は始まっています。提出書類、工程管理、安全対策、日常的な整頓、コミュニケーションなど、あらゆる行動が評価対象です。
「現場は評価されている」という意識を常に持って、日々の小さな積み重ねを大切にしていきましょう。
おわりに
社内勉強会では、多くの気づきとヒントが得られました。今年度も“よりよい現場”を目指して、チーム一丸となって頑張っていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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