寒い季節の建設工事では、コンクリートがしっかり固まるように「防寒養生(ぼうかんようじょう)」が必要になります。気温が低いとコンクリートの硬化が遅くなり、最悪の場合、凍ってしまって品質が大きく下がることも。そのため、適切な温度管理がとても重要です。
防寒養生のポイント
防寒養生を行う際に、以下のようなポイントを押さえることで、コンクリートの品質を守ることができます。
- 温度を一定に保つ:低すぎると固まりにくく、高すぎると急激に乾燥してひび割れの原因になります。
- 湿度を管理する:急激な乾燥を防ぐために、シートで覆ったり散水したりすることも大切です。
- 適切な養生期間を設ける:コンクリートがしっかりと固まるまで、十分な期間を確保します。
温度管理モニターとは?
防寒養生では、コンクリートや周囲の温度をしっかり監視する必要があります。そのために使われるのが「温度管理モニター」です。これは、温度をリアルタイムで測定し、適切な環境が維持されているかを確認するための機器です。
温度管理モニターの主な機能
リアルタイム温度測定: コンクリート内部や周囲の温度を24時間監視できます。
異常時のアラート通知: 設定した温度を下回る(または上回る)と、警報やメールで知らせてくれます。
おすすめの温度管理モニター
現在、多くの建設現場で使われているのが「おんどロイド RTR-5W」や「クラウド16」という温度管理システムです。
おんどロイド RTR-5Wの特徴
- インターネット経由で遠隔監視が可能
- 異常時に警報やメール通知を送信
- 簡単に設置できるクランプ式の固定方法
- 24時間測定し、データを記録
クラウド16の特徴
- 最大16台の計測機器を接続可能(温度・湿度・風速・騒音・振動など)
- リアルタイムでのデータ監視とクラウド管理
- 異常時にメールやLINE WORKSで通知
- WEBカメラ映像と計測データを合成保存可能(クラウド16PLUS)
クラウド16を導入することで、多種類の計測データを一括管理でき、遠隔からでもリアルタイムで現場の状況を確認することができます。
温度管理モニターを導入するメリット
1. コンクリートの品質を確保
適切な温度で管理することで、強度が十分に確保され、長期間にわたって安全に使用できる建築物を作ることができます。
2. 異常時の素早い対応が可能
設定温度を超えた際にアラートを受け取れるため、すぐに対策を講じることができます。
3. データ管理が簡単
記録されたデータを活用することで、施工管理がスムーズになり、品質保証の証拠としても使えます。
まとめ
防寒養生において、温度管理はとても大切です。適切なモニタリング機器を導入することで、効率的に温度を管理し、コンクリートの品質を確保できます。
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